愛知県の人件啓発ポスターがすごい、について
わたしの「ふつう」と、あなたの「ふつう」はちがう。それを、「わたしたち」の普通にしよう。すっごくすてきなポスター。「ふつう」って何?って改めて考えさせられる。ふつう、という言葉に押し付けられて、お互い歩み寄ることが無いままだといつまでも理解し合えない。多様性な世の中って、甘えじゃん、と昔言われたことがあったけど、そんな抵抗は本当はちっぽけで、そもそもみんな同じじゃなかった。
私自身も、何かにつけて、勝手な思い込みや少ない情報や限定的な経験をもとに一方的に決めつけることが無いようにしたいと思ってる。けど、難しいのは目上だったり、これまでの経験が全く異なる集団の決めつけへの対応方法。そうですね、と同意はできない。でも、反論をするほど対等には見てもらえていない。こんな状況が案外身近にたくさんある。そんなとき、私は決まって「ははは」とごまかし笑いをする。笑ってても、同意しない。
「だからあの宗教は劣っているんだ」
「あそこの家の子どもは障害を持っているのに」
「学歴ばっかり高くてもコミュニケーションができないじゃない」
気兼ねなく何気ない感想をシェアすることと、勝手な思い込みを押し付けようとすることは、イコールじゃない。押し付けられた側は、結構つらいし、そればっかりだと永遠に分かり合えない。